PowerMac G5のフロントパネルを使えるように改造する
いわゆる「PC/AT互換機用のマザーボード」とPowerMac G5のフロントパネルを接続する改造を行います。各サイトで色々な配線図が掲載されていますが、今回は「FireWireを使わない」という条件でケーブルを作りました。今時FireWireの機器を探す方が難しいですし。
と、その前に
ケーブルの自作に自信がない方は、この手のケーブルを製作・販売している海外のサイトがありますので、そちらからご購入する方法もあります。よろしければご覧ください。
用意するもの
材料
・AWG28ぐらいのケーブル
・2550 QIコネクタ 2.54mmピッチ 1ピン 1個
・2550 QIコネクタ 2.54mmピッチ 2ピン 1個
・2550 QIコネクタ 2.54mmピッチ 1×5ピン 1個
・2550 QIコネクタ 2.54mmピッチ 2×5ピン 1個
・2550 QIコネクタ 2.54mmピッチ ソケット メス コンタクトピン 13個
・2520 QIコネクタ 2mmピッチ 2×9ピン 1個
・2520 QIコネクタ 2mmピッチ ソケット メス コンタクトピン 11個
工具
・ニッパー
・精密圧着ペンチ
・ケーブルストリッパー
フロントパネルボードに接続されている2×9の2mmピッチコネクタの型番がわからず、結局 2mmピッチのQIコネクタを代用しました。
特にこだわりがないのであれば、純正パーツを再利用した方がいいかも知れません。
純正品を再利用する場合は問題ないですが、私のように2520 QIコネクタ 2mmピッチ 2×9ピンで代用する場合は、接続する向きを間違えないように印をつけておくと間違えなくて済みます。
配線図
FireWireのGNDをPWRのGNDとして使います。
作業
AWG28のケーブルを大体60cmのものを11本と5cmぐらいのものを1本用意しておきます。短い5cmのケーブルの両端に2550 QIコネクタ 2.54mmピッチのメスピンを圧着しておきます。
60cmのケーブルには片方に2.54mm用、もう片方には2mm用のメスピンを圧着しておきます。
配線図通りにコネクタに接続していきます。
結果
PowerMac G5のフロントパネルボードに自作したケーブルを向きを間違えないように挿し込みます。
まだこのPowerMac G5にはマザーボード固定位置割り出し用のジャンクマザーボードしか搭載していなかったので、Mac Pro Modに搭載しているマザーボード「ASRock H170 Pro4」とPowerMac G5のフロントパネルを接続して、擬似の動作確認を行います。
結果は
電源ボタン → OK
電源LED → OK
イヤホンジャック → OK
USB → OK
問題なしです。
このPowerMac G5 Modに関しては、本番仕様のマザーボード&CPUの組みむ作業のみとなりました。
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