Hackintoshで必要なkextについて調べてみたので書いておきます。

kext Hackintosh

そもそもkextとは何なのか?

kext

自分も最近までよくわからず使用していたので調べてみましたが、いわゆるデバイス用のドライバだと認識しています。(ハードだけではなさそうですが。)

KEXT(Kernel EXTension)と言うようにカーネルを拡張するモジュールで、各種ハードウェアやファイルシステムにアクセスする機能を提供するものだそうです。

わかりやすいサイトがあった

http://hackintosher.com/kexts
基本ここに書いてあったものを意訳しながら書いています、一部加筆しています。

どこにインストールするものなのか?

Cloverを使用している場合は
EFI > EFI > CLOVER > kexts > Other(もしくは使っているOSのバージョンのフォルダ)
にkextファイルを入れておきます。

必須であろうkext

「この2つは、EFIのパーティションに常にあるべき」とHackintosherさんがおっしゃっているkext。

FakeSMC.kext
Macをエミュレートし、Hackintoshを起動するのに必要なkext。
FakeSMCをダウンロードするとフォルダに、CPUの温度などがわかるSensor kextsなどが含まれています。

Lilu.kext
AppleALC.kext&NvidiaGraphicsFixup.kextを動作させるために必要なkext。
ギガバイト社製のマザーボードではオーディオ系で問題があるようで、最新ではなく古いものを使用するようにすすめているようです。

USB系

USBInjectAll.kext
USBポート使用制限数を解放します。

XHCI-200-series-injector.kext
Kaby Lakeのマザーボード上でUSB 3.0デバイス検出とUSB 3.0の速度を有効にします。

Ethernet系

IntelMausiEthernet.kext
Intel Ethernetチップセットを使用したマザーボードでEthernetを有効にします。

RealtekRTL8111.kext
Realtek Ethernetチップセットを使用したマザーボードでEthernetを有効にします。

AtherosE2200Ethernet.kext
Killer Lan Ethernetチップセットを使用したマザーボードでEthernetを有効にします。

グラフィックス系

NvidiaGraphicsFixup.kext
様々なシステム上でNVIDIAグラフィックスをサポートするLilu用のプラグインです。
Lilu.kextと一緒にインストールする必要があります。
iMac 17,x、iMac 18,xのように最新のMac SMBIOS定義を使用することができます。
SkylakeやKabylake CPUを使用している場合は、これらのSMBIOS定義を使用することをおすすめします。

IntelGraphicsFixup.kext
Intel iGPUを使用するときの表示とグラフィックの問題を修正します。
Intel iGPUを使用して高解像度ディスプレイを有効にする場合は、BIOSでDVMT Pre-Allocatedmの設定値を96Mを設定することをお勧めします。

WhateverGreen.kext
macOS 10.12.6以降でAMDグラフィックカードを有効にします。 Lilu.kextが必要です。

Shiki.kext
ビデオ再生に関するグラフィカルな問題から保護する。
Intel Ivy CPU以上を搭載している場合は、iTunes DRMの再生が機能せずGPUがHDCPで動作するためこちらを使用して回避します。
場合によってはSandy CPUでも役立つことがあります。

オーディオ系

AppleALC.kext
Hackintoshのオーディオを有効にします。

HDMIAudio.kext
一部のグラフィックカードでHDMIオーディオを有効にすることができます。

CodecCommander.kext
スリープ復帰後に、外部アンプ経由で音が出ない問題を修正するkext。

偽装系

FAKEPCIID.kext
FAKEPCIID.kext – サポートされているプロセッサーになりすますことによって、そのプロセッサーをサポートしていない以前のバージョンのMacOSでのIntelプロセッサーのサポートを有効にします。 Kaby Lake CPUは、macOS 10.12.6以降、ネイティブにサポートされています。

FakePCIID_Intel_HD_Graphics.kext
サポートされている別のiGPUを模倣して、macOSでサポートされていないiGPUの統合グラフィックスを有効にします。 HD 630を搭載したKaby Lake CPUは、10.12.6でネイティブにサポートされています。 10.12.6にアップグレードした場合は、このkextを削除することができます。

NullCPUPowerManagement.kext
G4560のようなPentiumプロセッサを有効にするために使用されます。
AppleIntelCPUPowerManagement.kextを無効にして、適切なHPET DSDT編集を行わずにカーネルパニックを防止します。

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